私がこれまでいくつか株式投資情報サイトやFXの商材等を利用してきて感じた、悪徳サイトにありがちな共通点をいくつかあげていきたいと思います。
これらからあげるポイントに注意する事である程度は悪徳サイトに登録し詐欺行為に合う事を回避できるのではないかと考えます。
運営元がはっきりしない
株式やFX等の投資情報サイトに限らず、詐欺行為を行っているサイトにありがちなのが、運営をしている会社に怪しい点があるという事です。
怪しい点というのは具体的に、、海外法人の名義であったりする場合。
会社所在地の住所がバーチャルオフィスであったり、存在しない番地が記載されている場合。
特定商取引法に関する表示で、会社名や住所、連絡先がきちんと表示されていない場合。
これらは言うまでもなく、最初から詐欺的行為を行うつもりがあるからこそ、運営会社である自分達の組織をきちんとサイト上に表示をしないのだと考えられます。
また、海外法人が名義の場合、株式・FX等の投資市場の規模が小さく、投資家人口の少ない日本で、海外法人がわざわざ日本の投資家に向けて情報サイトのようなサービスを展開する理由がそれ程ありません。
考えられる可能性としては、日本の組織が海外にて法人を作り、日本に向けたサービスを展開する事です。
これはおそらく海外に法人を登記する事で日本の法律に縛られないようにする為であると考えられます。
迷惑メールを配信するサイト
登録をしてもいない知らないサイトから、勝手に登録をされて、いきなメールが配信されてくるといった経験をされた方は多いのではないかと思います。
はっきり言ってこの時点で迷惑メール防止法に違反をしています。
こちらが承諾を事前にしていないメールに関してはどんなメールであろうと迷惑メールに分類する事ができ、明らかな法律違反です。
ではなぜ、まったく知らないサイトからメールが来るのか?
それは悪徳業者によくありがちなデータの横流しではないかと考えられます。
以前、ベネッセで問題になった顧客データの流出。
どの業者も顧客データは喉から手が出る程欲しい物だと思います。
悪徳業者はおそらく、データ管理などという概念は無く、平気で他業者へとデータを売ってしまっているのではないでしょうか。
でなければ、これ程知らないサイトからいきなりメールが来るはずがありません。
何かと電話番号を入手しようとする
これもかなり怪しい点であると考えられます。
情報プランの詳細を尋ねる際等に電話番号の入力フォームを設けているサイトがあります。
問い合わせであれば基本的にはメールで済むはずですが、あえて電話番号を入れさせて先方から電話が来るようになるサイトがあります。
これは、電話による情報購入の勧誘を行う事を目的としている可能性があります。
個人的主観ですが、こうしたサイトは振り込め詐欺的な手法を用いようとする悪徳業者ではないかと考えています。
どんな営業マンも電話で話すより、直接顧客に会う方が売り上げを上げる事ができるのは言うまでもありません。
投資情報サイトの人間が直接顧客と会う事はしませんから、売り上げを上げる為にメールより電話で勧誘をしてくるのではないかと考えています。
顧客もまたメールよりも電話で話た方が親近感を覚えて情報購入のハードルが下がるといった効果もあるのではないでしょうか?
こちらから電話で問い合わせをする事に関しては問題ありませんが、先方から電話で情報購入の勧誘をしてくるサイトは要注意です。
サイト上で仕手株の提供を謳っている
私のサイトでも何度も警笛を鳴らしている仕手株表記に関してです。
基本的に仕手株の情報が表に出るという事は無いと考えています。
仕手株情報の提供は、独自の分析によるものではなく第三者から情報を仕入れて、利用者に情報提供を行うタイプのサイトに多く見られます。
仕手株が存在するとして、仕手筋から見ればサイトの利用者は不特定多数の人間です。
ただでさえ表立ってしまっては違法性を問われるような事を第三者に情報として提供するでしょうか?
絶対にしません。
仕手株は表に出てしまえばその時点で仕手ではなくなってしまいます。
上記から、個別ではなく、利用者全体にサイト上で仕手株の情報を提供すると案内をしているサイトは悪徳な詐欺的業者である可能性が高いです。
評判が良くない
ウェブ上ではどんな投資情報サイトに限らず、グルメや美容等あらゆるジャンルのサイトで口コミから、利用者の評価を目にする事ができます。
当然、株式投資情報サイトやFX情報サイト、それらの商材までも口コミからその評判を確認する事ができます。
まず大前提として、悪徳なサイトは評判が絶対的に良くありません。
とは言え、株式投資では全ての株価予測を当てる業者やサイトなど存在しないものと考えています。
ただ、こちらのサイトに寄せられる口コミで『情報を購入したが株価が上がらない』といった口コミは、たまたまその情報が株価が上がらなかっただけという可能性もあります。
ですので、口コミなどの評判を確認する際に注意しなければならないのは、全体的にどのような評価をされているかという点です。
投資である以上は一部の情報を評価するだけではなく、ある程度利用した上で利益を確保する事ができたのかどうかという点だと考えます。
ごく一部の人が悪い評価をしていても全体としては良い評価をしている場合、悪い評価があるからといって即悪徳だと判断はできないものです。
ですので悪徳な業者やサイトは、口コミのうち半分以上悪評であれば、それは悪徳な業者の可能性が高いと考えてもいいのではないでしょうか。